上閉伊酒造は、岩手県遠野市で日本酒とクラフトビールを製造する酒蔵です。1789年創業という歴史を持ちながら、伝統と革新を融合させた酒造りを行っています。
遠野市は、盆地特有の寒暖差と豊かな水源に恵まれ、酒造りに最適な環境です。上閉伊酒造では、六角牛山の伏流水を仕込み水に使用し、地元の米とホップを原料に、南部杜氏の伝統的な技法で酒造りを行っています。
代表銘柄の「國華の薫」は、創業当時から愛され続ける伝統の味。その他にも、地元産の米を使った「遠野小町」など、多様な味わいの日本酒を提供しています。これらの日本酒は、国内外の鑑評会でも高い評価を得ています。
1999年からは、遠野産ホップ「IBUKI」を使ったクラフトビールの製造も開始。「遠野麦酒ZUMONA」は、国際的なコンテストで金賞を受賞するなど、その品質の高さが認められています。
上閉伊酒造は、地域に根ざした酒蔵として、地元の文化や産業の発展にも貢献しています。自社栽培米の使用や、遠野産ホップの普及など、地元の活性化に積極的に取り組んでいます。
上閉伊酒造は、伝統を守りながらも、常に新しい挑戦を続けています。日本酒とクラフトビールという二つの分野で、高品質な酒造りを目指し、国内外にその魅力を発信しています。
上閉伊酒造の酒は、遠野の豊かな自然と伝統、そして人々の情熱が詰まった逸品です。ぜひ一度、その味わいを体験してみてください。