久米仙酒造

1952年創業の泡盛メーカーです。泡盛業界の常識に捉えられず、常に新しい挑戦を繰り返し、業界内では「良い意味での異端児」として知られています。

日本国内でも最初期にあたる1989年に、バーボン樽を用いた樽熟成酒の製造に渡り、30年以上かけて樽熟成酒づくりの技術を磨き上げてきました。

久米仙酒造が創業した当時、泡盛はビール瓶や、米軍が廃棄したウイスキー瓶などに詰めて販売されるのが一般的でした。久米仙酒造では、業界に先駆けて泡盛専用の卓上ボトルを開発。「久米仙グリーンボトル」として大きな話題を呼び、広くその名を知られることになりました。

また、泡盛を3年以上熟成させた古酒(クース)は、伝統的な甕(かめ)熟成が一般的ですが、久米仙酒造ではオーク樽を利用した古酒造りを研究し、樫樽貯蔵古酒「奴樽蔵(やったるぞう)」として販売。さらに、コーヒーと泡盛を合わせたリキュール「泡盛珈琲」を開発し、若者からも人気を博すなど、伝統にとらわれない斬新な焼酎を次々と開発しています。

久米仙酒造のおすすめは沖縄ISLANDBLUEというウイスキー。ジャンルとしてはウイスキーという大枠の中では少し変わった「ライスウイスキー」となり原料は米になります。

他のウイスキーとは異なる甘い香りで、口に含むと同時に、アルコール43度の割に柔らかであり、ハチミツの甘さの後にウッディなビター感が広がります。
最後にお米由来のしっかりまろやかな甘みが追いかけてきます。

久米仙酒造は創業者から受け継いだ「伝統を大切にしながら、泡盛の新しい可能性を求めて一歩進んだ泡盛づくり」をモットーに、これからもチャレンジを続けてまいります。